如実知見

コロナ感染ニュースが盛んに報じられていますが、長沼町もクラスターが発生したりと感染が広がっています。感染者増の報道を見聞きすると心がザワザワしてきます。そんな自分の心を言い当てた文章がフェイスブックにあげられてあり、心が落ち着きました。その文は『「今年こそは」という願望がかえってみずからを苦しめるかも』と最初にありました。今年初めコロナ感染者数が減り私も何処かで「コロナはもう終わり。今年は新たな再スタートの年」と思っていました。それが今の感染者増加で自分の思いと違った事で心がざわついていたのです。フェイスブックの文章では『目の前の現実と自分の願望が余りにかけ離れていると、そこに苦悩が生まれます。仏教はその苦悩を超えるために自分のはからいを挟まず、先ず物事をありのままに見つめる＝（如実知見）を勧めたのです』と。そして、『こんなはずではなかったと現実否認をするのではなく、状況がしっかり見えてなかった。こんな中でも最前線で頑張っていて下さる方々がいる。今こそ自分の出来る事をもう一度考え直そう。とこの私の視野を広め深める働きが仏教本来の役割だったと思い返した』と結んでいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この文章に出会って心が落ち着き、今は辛抱。今できることをしようと定まりました。