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仏花

暑い日が続いています。こうなると、お供えしているお花がもちません。そこで、庭に咲いているギボウシを飾ることにしました。14~5年前に空知南組の寺族婦人会50周年記念式典が行われたとき、三笠市のH住職さんにギボウシの飾り方を教えていただきました。「ギボウシは良いよ。美しく飾れるし、花粉受けにもなる」とおっしゃる住職さんに「でも、庭に咲いてるものは、虫がついていたり、蜘蛛の巣がついていたりするじゃないですか~」と言う私に「水で丁寧に洗って綺麗にする、これこそがお給仕なんだよ」と教えて下さったのが忘れられません。それは「お給仕」についての心を教えて下さったと今でも時々思い返す言葉です。

ギボウシを活け、まだしおれていない花を添えましたが、ダメになった花からまだ、しおれていない花を取り出すときに、何時も九条武子さんの短歌を思い出します。

捨てられて なほ咲く花の あわれさに
 又とりあげて 水あたへけり

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